
- コンクリートの耐久性
コンクリートの耐久性の低下や早期劣化の原因には、構造的な強度不足、コンクリートの低品質、施工不良や化学的腐食等、多岐にわたり特に、耐久性に影響の大きい要因は、コンクリートの水密性の低さ(コンクリート内部の組織が疎であり、吸水性・透水性・透気性が高い)によることが多いのです。 |
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1.飛来塩分やコンクリートに浸透する水に含まれた塩分
(塩害)
2.炭酸ガスや降雨に含まれる酸や塩類の浸透による中性化
3.水分の浸透によって加速するアルカリ骨材反応
4.吸水性の高いコンクリート表面の凍害
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等々・・・、コンクリート構造物が、水密性の低さのために漏水したり、内部鉄筋の腐食によって構造物の寿命を縮めては、その使用目的を果たせないばかりか、近未来に負の遺産を遺すことになりかねません。
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- アルファー・ゾル4工法の効果
アルファー・ゾル4は、アスファルトとポリマーのマイクロ粒子を水中に分散させたエマルションです。
コンクリートの配合水と等量置換えで、生コンに混入・混合したコンクリートを打設していただきます。
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- コンクリートの多孔質組織の空隙にアスファルトとポリマーが充填され、毛細孔を閉塞し、水密性の高いコンクリートを形成します。
- コンクリートの中に有害な物質(水分、塩分、炭酸ガス等)を浸透させない抵抗力が増大。塩害、中性化、アルカリ骨材反応や凍害等、コンクリート構造物を早期劣化から護ります。
- ベース配合水との置換えによる減水効果があり、かつ、成分粒子のボールベアリング効果で、作業性・充填性の良いコンクリート工事が可能です。
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- 屋上歩行用防水層再生工法
- 既設配管・空調設備や給水塔、手すり等の移動、撤去・復旧が現実的に困難な屋上でも施工が可能。
- 既存防水層をそのままに、また、押さえ層のハツリや剥がし作業を必要とせず、新しい防水層をつくり上げます。
- 漏水原因、雨水の浸入箇所が確認・特定できない状況でも、アルファー・ゾルG が水の経路(みず道)をたどり、全域に充填・閉塞・硬化し、漏水を止めます。
- 既存防水層に水が浸っている場合でも良好な施工が可能。
- 部分補修(区画限定)も可能。
- 在来工法(アスファルト防水やり替え、ウレタン塗膜防水等)に比べ
1.工事日数の大幅な短縮=工費省力化
2.工事期間中の騒音・廃材発生・異臭・塵埃がほとんどなく、
また、大掛かりな仮設工事も必要ありません。
- 躯体裏面防水形成止水工法・高圧注入止水工法
地下空間を有効活用するという意味においても、地下構造物のメンテナンス上、主に発生する工種(クレーム)は、躯体コンクリートの経年劣化や損傷による漏水事故が大半を占めています。そして、その漏水箇所を特定することは極めて困難であるとも言われています。その原因は、内装意匠材、設備配管、空調ダクト等がその原因を妨げ、また、それらが被害の拡大・水の経路の原因にもなっているためです。
地下コンクリート構造物の漏水原因は
1.コンクリート打ち継ぎ部、コールドジョイント
2.セパレータ跡
3.連通管
4.ジャンカ、欠損
5.貫通ひび割れ
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などです。それぞれの原因別に補修方法はありますが、応急措置的な施工に終始しがちで、また、部分的な補修はできても他の脆弱な箇所から新たな漏水につながるケースが多いのが現実です。アルファー・ゾルG 工法は、根本治療を施します。
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